「ゆうばり市民・生活サポートセンター」設立趣意書
夕張市は、2007年4月から18年間に及ぶ財政再建団体の道を歩みはじめました。
行政サービスの廃止・縮小を伴う夕張市の再建計画は、市民生活に様々な影響を及ぼす事となりました。一方、市民自らが町づくりや文化活動のNPOを立ち上げたり、ボランティア活動を展開するなど、新たな取り組みも始まっています。
連合北海道は、2007年1月より、このような夕張再生に向けた市民活動や高齢者の日常生活を支援する「サポートセンター」の設立を構想してまいりましたが、この度、関係各位のご指導により「ゆうばり市民・生活サポートセンター」を設立する運びとなりました。
ここに、改めて皆様方に感謝申し上げると共に、本センターの概要についてご報告させて頂き、今後ともご支援・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
記
1.若干の経過
(1)2007年11月28日 第2回連合北海道執行委員会にて設立の具体について確認。
(2)2007年12月 5日 夕張現地関係者に設立の最終意思確認行う。
(3)2007年12月22日 現地設立メンバーと、当面する課題について整理。
(4)2007年12月26日 第3回連合北海道執行委員会にて経過とセンターの事業概要を確認。
(5)2008年 1月24日 連合本部第4回中執にて連合北海道の取り組みへの支援を確認(予定)。
2.当面の事務局体制
(1)事務所を、夕張市役所内に設ける。
(2)事務局員は事務長 1名 その他事務員 2名とする。
3.賃金等の支払いについて
(1)NPO法人の認可を得るまで、夕張地区連合が臨時的に採用する職員とする。
(2)賃金等の条件は、基本的に夕張市役所の臨時・非常勤職員とおなじ条件とする。
4.具体的活動(当面する冬期間)
(1)各種団体に対する除排雪ボランティアの要請と受け入れ準備。
(2)独居老人宅への安否確認のための訪問。
(3)地域消化設備および公的施設の避難口の除雪。
(4)市広報誌等の配送の手伝い。
5.経費について(年間の基礎的な支援)
(1)事務局員 3名 (15万円×3名×12ヶ月=540万円 各保検、通勤費含む) (2)除雪関係(冬期間土・日32日×重機・トラック借り上げ×10万円=320万円)
(3)草刈り(6・8月3名2班体制 小・中7校、その他生活道路等
15万円×6名×2ヶ月=180万円)
(4)什器・備品(中型除雪機、草刈り機、軽トラックで250万円)
(5)その他550万円
合計2000万円
6.会 計
(1)支援募金
(2)連帯活動基金(闘争資金)
以 上