2007.09.26
2007連合北海道女性委員会はたらく女性の集会

はたらく女性の集会参加者
 連合北海道女性委員会の「はたらく女性の集会」は、9月15日(土)、ロイトン札幌で行われ、尾辻かな子さんの「自分らしく生きられる社会へ」という基調講演がなされました。
  1.「レズビアンという立場でお話をしたい。」と尾辻さんは講演の口火を切りました。
  2.ゲイは、男性であり、男性は正規雇用の割合が高い。レズビアンの女性の場合、非正規雇用者である割合が高い。パートナーと一緒であっても女性同士のカップルでは、社会で自立して生活していくことは難しくなる。女性問題は同性愛者の問題でもある。
  3.病気と考えられ治療の対象とされていた同性愛。現在はそのようなことはないが、同性愛嫌悪(ホモフォビア)が異性愛者だけではなく同性愛者自身にもある。本当の自分を自分自身が認めることができなく苦しんだ。集会講師 尾辻かな子さん
  4.同性愛者の存在がおかしいのではなく、それを見る社会の偏見の目が問題だ。その社会の偏見を変えなくてはならない。社会を変えようとするために行動する人々がいて、政治の道に進むことを決めた。

 最後に、「三つの願い」として、@会う人が、もしかしたら性的マイノリティかもしれないという思いを持って対応してほしい、Aマイノリティの問題は社会問題。この問題に興味を持ち続け偏見や差別の解消に力を貸してほしい、Bマイノリティの問題について周囲の人と話し、正しい知識を広げてほしいと、話し、全体で確認しあいました。

以 上