3月8日(木)18時30分よりホテルノースシティにおいて、3.8国際女性デー全国統一行動北海道集会を開催しました。朝日新聞記者竹信三恵子さんを講師に「女性の生き方を考える」をテーマに講演を行いました。
竹信さんは、「生きにくい世の中になったと感じるのは、日本の社会基盤が激変しているのに政策や考え方がその変化に対応し切れていないことに原因がある」と説明し、一例として福祉の問題をとりあげました。以前の「女性は、無償労働を担い、稼がなくてよいシステム」から、「男性が一家を養う構図は厳しい状況になっており、女性も働くシステム」、「人口減少により女性の労働力が必要となっているシステム」になっている。しかし、欧米では税金を投入して社会の責任において福祉をおこなっているのに対して、日本政府・財界は「家事育児介護等の福祉を考慮しない働き方のモデル」を依然として踏襲しており、現状にそぐわない状況がある、と解説しました。
このような時代にあって「自分を元気にしてがんばる」「他人をきにせず自分が幸せになることをする」「自分の持っている物をリストアップし、得意な分野を伸ばすこと」などポジティブな考え方をすることが重要と示唆されました。
最後に「パート労働者への差別的取扱い禁止と均等待遇を実現させる」こと、「『改正雇用機会均等法』がセクシャルハラスメント対策等、実効あるものになるよう」とりくみをすすめることを確認しあって集会を終了しました。
以 上
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