2007.03.07
職場で地域で、春闘も選挙も頑張るゾ〜ッ!
−全道総決起集会を開催−


 連合北海道2007春季生活闘争本部は3月7日、札幌市で「2007春季生活闘争・統一地方選挙勝利全道総決起集会」を開催し、2,500名が参加した。
 渡部本部長は今年の闘いは労働分配率の適正化と格差の是正、働く者のためのワークルールの確立を基本にして取り組むとし、賃金要求については「賃金カーブ維持分+賃金改善分2,500円、賃金カーブ算定困難な場合は7,000円以上の賃上げをめざす」と述べたほか、パートの時間給についても「絶対額で1,000円をめざそう」と呼びかけた。また、ワークルールについては、厚労省や経済界の考え方について「国民・働く者を利益を生み出す機械扱いしている」と指摘し、「働く者が主役の社会を取り戻そう」と訴えた。
 春季生活闘争と一体となって取り組んでいる統一地方選挙では、「現知事は国の言いなり、格差社会の形成と地方切り捨てに加担している」と強く指摘し、「荒井知事を誕生させ、再生活性化の大地を拓こう」と訴えるとともに、札幌市長選では「市民と弱者に優しい街づくりにつとめた成果が『魅力的な市』ランキング1位となって現れている。上田市長の再選を実現しよう」と呼びかけた。

  知事候補予定者・荒井さとしさん「私と一緒に闘ってください!」
  札幌市長・上田文雄さん「荒井さんと連携して札幌と北海道の元気を取り戻す」

 これに応え荒井知事候補予定者は北海道で元気なものとしてYOSAKOIソーラン、旭山動物園、駒大苫小牧の三つを挙げ、「各リーダーは心底それが好きで、どんな困難も乗り越えてきたからだ。いまの道のリーダーは本当に北海道が好きで、道と心中する気があるのか疑問」と指摘。「北海道に生まれ、育ったものとして決して疲弊した北海道を見捨てない、愚直に邁進する」と決意を延べ、「一人で闘っても勝てない。私と一緒に闘ってください」と呼びかけた。再選をめざす上田市長も「市民一人一人が主役の街づくりをしてきた。市民が持っている力を発揮できる市政をすすめていきたい。荒井さんと連携して札幌と北海道の元気を取り戻したい」と決意を述べた。

構成組織の決意
 また構成組織からは、7年ぶりに月例賃金改善要求をした情報労連NTT北海道総支部の浪岡努さんが「労働者のみにシワ寄せをしたまま企業価値の増大だけを追求するような経営は決して看過できない。日夜懸命に働く組合員の努力に報いるべきで、ストライキを含むあらゆる戦術を駆使して要求の実現をめざす」と決意を述べるとともに、契約社員として労働条件の改善に取り組んでいるサービス連合htu札幌観光支部の須藤佳苗さんからは「契約社員だけで交渉する組合は珍しいと思う。他人に相談し、交渉も任せてしまうのでは銀行に経営を任せてしまう経営者と同じ。全道の契約社員の皆さん、パートタイマーの皆さん、共に要求し、交渉に参加しましょう」と呼びかけた。

 最後に集会決議を採択し、「春闘も統一選も圧倒的な勝利を」と団結がんばろうを三唱し、職場地域で頑張ることを確認しあった。

以 上