2006.12.11
連合北海道エネルギー・環境政策委員会
青森県六ヶ所村「核燃料サイクル施設」を視察


 連合北海道エネルギー・環境政策委員会は、政府のエネルギー政策であるプルサーマル計画及び核燃料サイクルについて学習・認識を深めるため、12月7日〜8日の2日間にわたり青森県六ヶ所村核燃料サイクル施設を視察しました。
 六ヶ所村再処理工場では核燃料サイクル実施にむけ、すでにアクティブ試験を開始、MOX燃料工場についても来年4月着工、2012年には操業。北海道電力でも2010年度までに泊発電所でのプルサーマル実施に向け諸検討を進めています。
 視察行程としては、まずPRセンターにおいて日本原燃の担当者から核燃料サイクル全体の流れなどの説明を受け、その後各施設へ移動。ウラン濃縮工場の外観をバスから見学。次に低レベル放射性廃棄物埋設センターを展望台から見学。現状の受入本数は200gドラム缶で約19万本埋設されています。続いて、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター内を窓越しに見学。ここでの現状の受入本数は返還ガラス固化体(キャニスター)1,180本貯蔵。更に使用済燃料受入貯蔵施設内を窓越しに見学。ここでの現状の受入量は約2,117トン・Uとなっています。(これらの数字は全て平成18年11月末現在のものです)その他に中央制御室等も見学。核燃料サイクルのシステムについて理解を深めることが出来た視察内容となりました。
 委員会は、視察で得たものを今後の活動に反映するため、更に学習会を開催し「核燃料サイクル計画の是非」についても意見交換をしていきたいと考えています。

以 上