国際労働財団(JILAF)が労働分野における国際的な交流と協力を推進する目的で、6月21〜23日、アジアの若手指導者が連合北海道を訪れました。一行は、カンボジア、ラオス、マレーシア、香港、モンゴル、独立ネパール、パキスタン、フィリピン、東チモールの9カ国・地域から9名の代表団でした。
22日午前、連合北海道を表敬訪問しました。村田事務局長から「連合北海道の組織と運動について」報告のあと意見交換を行い、「若者の活動参加や女性の組合活動への参画はどうなっているか?」「組合員が減少しているのはどのような理由か?」など率直な質問が次々と出されました。午後には、上田文雄札幌市長を表敬訪問し、市長から「労働組合の果たす役割は大きい、お国でしっかり頑張ってもらいたい」と激励されました。また、ハローワークの視察では、雇用保険制度の仕組みや職業安定所の業務について説明を受けました。
23日には札幌市内にある札幌白石清掃工場を視察し、札幌市労清掃支部の役員とも意見交換を行いました。
メンバーの一人である、ラオス労働組合連盟(LFTU)のレイ氏は「私たち皆にとって貴重な3日間となりました」と感想を述べました。それぞれの国は発展途上にありますが、労働分野での国際的な交流によって、相互理解の進展ととも労働運動の社会的役割と国際連帯を確認することができたと思います。また、訪問団は非正規労働者の増大などへの対応に苦戦している日本の労働運動や、原寸大の地方連合の活動も知ることができたと思います。アジアの平和と労働運動の発展に労働者の権利の拡充に結びつくことを期待したいと思います。
以 上
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