各位のご奮闘に深く感謝します。
 
 21世紀最初の国政選挙である第19回参議院選挙が終了しました。
 この闘いに寄せていただいた全道30万組合員とご家族、産別と地域組織のみなさんの熱いご支援に心から感謝申し上げます。
 結果は、連合北海道の推薦した北海道選挙区「小川勝也」の再選は勝ち取ったものの、比例区で推薦・支持の4名を当選させ得なかったことは、まことに残念です。
 
 この闘いで、連合と民主党は、国民の将来への不安に対し、一日も早い改革の必要性を訴えると同時に、自民党の体質を引きずる小泉内閣では真の改革ができないことを訴えました。特に、100万人もの新規失業を生み出す可能性がある経済政策や、「強者優先、弱者切り捨て」セーフティーネットのない社会保障改革、憲法9条の改正や集団的自衛権の発言など、その反動的な本質と国民犠牲の改革路線に、強い警戒感を表明し訴え続け、国民のみなさんに一定の理解と共感を得ることができたと思います。
 
 この闘いは、自公保三党を過半数割れに追い込み、これに続く総選挙で民主党中心の政権を樹立し、私たち働く者の期待する政治を実現することにありました。その目的は未だ道半ばであり、真に新しい社会を実現するには政権交代が必要であることに変わりありません。今次参議院選挙の結果を真摯に受け止め、その総括の上に次なる闘いの準備にあたらなければなりません。
 私たちは今後も、21世紀のわが国にふさわしい、民主党を中心とした、勤労国民による新しい政治を実現するため、全力で活動を続けます。
 30万連合北海道組合員とご家族のみなさんのご奮闘に重ねて深く感謝し、お礼といたします。
 本当にご苦労さまでした。
 
2001年7月30日                       
連合北海道 会長     
笠井 正行