民主党代表選挙及び新体制発足についての談話
 

1.民主党は4月7日、前原前代表の辞任に伴い党所属の国会議員による代表選挙を実施し、選挙の結果、119票対72票で、新代表に小沢一郎氏を選出した。翌8日、小沢代表は、執行部人事について、代表選挙を戦った菅直人元代表を代表代行に起用し、鳩山由紀夫幹事長など前原誠司前代表の執行部全員を再任することを決めた。そして、本日(11日)、両院議員総会を開催し新執行部が正式に承認された。

2.指摘するまでもなく、民主党は、いま崖っぷちとも言える状況にある。連合北海道は、小沢代表、菅代表代行を中心に一致結束して、民主党の再生と民主党政権樹立をめざしてのスタートとなることを望むものである。

4.小沢新代表には、格差と二極化が拡大する社会のなかで、勤労者・国民が、野党第一党たる民主党に真に期待しているものは何かを的確にとらえ、小泉構造改革路線との対抗軸を明確にし、後半通常国会におけるダイナミックな論戦に挑むとともに、党所属の全国会議員に対しては、多様性と柔軟性に裏打ちされた団結のもと、一丸となって「頼もしい民主党」の党風を築き上げることを期待したい。

5.日本の民主主義の発展のためには、緊張感ある二大政党制が必要である。民主党は、来年の統一地方選挙、参議院選挙に勝利し、次期総選挙では政権交代への展望を切り拓いていかなければならない。政権交代可能な政治を確立するためには、民主党の役割は大きく、そのためには、「基本政策」の一致などさらなる努力も求めたい。

6.重要な政治決戦を控える明年に向けて、連合北海道は、「労働を中心とした福祉社会」を実現するため、民主党との連携をさらに強め、統一地方選挙に於ける道政奪還、参議院選挙での与野党逆転めざし全力で闘い抜く決意である。

以上