事務局長談話
2009年5月16日

                                    連合北海道 事務局長 村田  仁


     民主党代表選挙についての事務局長談話


1.本日12時30分から、小沢前代表の辞任に伴う民主党の代表選挙が行われ、党所属の国会議員による投票の結果、新代表に鳩山由紀夫氏を選出した。三役をはじめとする党役員は週明けに確立される。

2.今回の代表選挙には、極めて厳しい雇用情勢やこれまで政府が進めた新自由主義的な政策によって厳しい生活を余儀なくされている勤労者・国民のためにも、総選挙を目前にして、政権交代を成し遂げる総選挙をたたかう挙党態勢を築くことが求められていたが、責任ある国会議員の手によって挙党一致の体制が確立されたものと、その結果を尊重し、歓迎する。

3.鳩山新代表には、政治、経済、社会が閉塞状況にあるなかで、官僚政治からの打破、行政のムダと既得権益の排除を標榜する政党として、勤労者・国民の生活が第一の政治、健全な議会制民主主義の定着のための政権交代、そして官僚政権から国民政権への脱皮をめざして、全議員が多様性と柔軟性に裏打ちされた団結のもと、国民政党として党運営の透明性を高め、一丸となって「頼もしい民主党」を築き上げていくことに期待する。

4.いずれにしても、今日の日本の政治・経済・社会は、むきだしの効率と競争を最優先に勤労者・国民の雇用と生活をないがしろにしている。誰もが安定して働ける雇用システムや安心して暮らせる社会保障の再構築、そして互いの尊厳を保つ、人が人らしく働き生活していける地域社会の実現など、国の行方を正しく導くためには、真の民主主義を確立し、政権交代以外にはあり得ない。連合北海道は、民主党を基軸に「政権交代を実現していく」という基本方針のもと、今後の選挙対策に万全を期していく。


以 上