先行1次・2次ゾーンの成果を地場中小に!

06春闘における賃金改善の闘いは、15日〜18日の第1次ゾーン、20日〜31日の第2次ゾーンを先行ゾーンとして、中央産別と地域先行産別が闘いを繰り広げ、連合中央集計で1,693単組が加重平均5,664円1.88%と昨年に+393円、+0.16%の成果を上げた。

 月例賃金以外でも、一時金はもとより、諸手当や時間外割増率、65歳までの継続雇用の制度化と育児・介護・出産休暇制度などの改善を実現し、賃金改善以外でも多くの成果を上げていることについて、連合高木会長は「賃金のあり方や昇進・昇給制度等をめぐる論議を活発化させ、人事労務政策全般に及ぶ、労使の論議を深める契機となった。」とコメントし、健闘をたたえた。
 一方道内では、流通や自動車などの56単組が解決し、4,034円、1.67%と、昨年比+354円、+0.22%の成果となっている。とくにパートなど非正社員の底上げにつながる多くの成果が報告されている。(春闘情報 参照  http://www.rengo-hokkaido.gr.jp/syun.htm)

 いま、連合北海道に登録された地場中小単組約400組合は、4月3日〜8日の第2次解決促進ゾーンに立ち向かおうとしている。
 もとより闘いは勝利が約束されたものではないが、厳しい賃金や定員の削減攻撃を受けている公務職場を含め、地協・地区連合、もちろん連合北海道も、一丸となって、働く者の統一と団結と闘いで勝ち取る決意である。
 解決促進ゾーンの闘いに挑むに当たり、産別・地協・地区連合の総決起を強く求める。
 4月1日から、重要な労働関係法が改正・新規施行された。

 原則65才までの定年延長か定年制廃止を旨とする「改正 高年齢者雇用安定法」、リスク・マネジメント導入・メンタルケアを強化する「改正 労働安全衛生法」、内部告発の保護と企業のコンプライアンス向上をはかる「公益通報者保護法」、労働時間等設定改善委員会を設置し、ワークライフバランスを求める「労働時間等の設定の改善に関する特別措置法」、増加する一方の個別労使紛争に司法が取り組む「労働審判制度」、さらに「改正 障害者雇用促進法」など目白押しとなっている。
 これらの法律の実効性を高めるため、カウンターパートとしての労働組合の果たすべき任務は大きい。全ての職場でこれらの実効体制をチェックしなければならない。

 連合北海道に結集する全ての産別単組と地協地区連合は、今後も全力で闘い続けることを決意する。

2006年4月3日          
連合北海道・06春季生活闘争本部

要求・回答・妥結情報は、2006春季生活闘争本部・情報センターまでお知らせ下さい。
TEL011-210-0050 FAX011-272-2255

2006春季生活闘争 連合北海道 春季生活闘争本部・情報センター
2006年4月4日 
NO.15


第1次解決促進ゾーン4月3日〜4月8日

第2次解決促進ゾーン4月17日〜4月22日


ネバリ強い交渉で4月内決着を! 


連合北海道春季生活闘争本部は4月3日、闘争委員会(持ち回り)を開催し、解決促進ゾーンを迎えるにあたって
「当面の方針その3」を確認するとともに、「先行1次・2次ゾーンの成果を地場中小に!」との闘争本部コメントを発出した。